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私たちの物語

1977-1992

NASA DNAの始まり

1977-1992

創業者の村野誠は、世界で活躍したいという憧れから海外専門商社を設立し株式会社ナサをスタートしました。

ゼロから会社を立ち上げ、持ち前のバイタリティとコミュニケーション力で、当時世界でも無名だったスライサー、グラインダー、フライヤー、和菓子包餡機などの食品機器を製造する日本のメーカーと関係を構築し、アジアからヨーロッパまで各国の展示会への出展や顧客訪問を積極的に行いました。着実に実績と足跡を積み重ねていきながら、日本の食文化を世界に発信し始めたのです。

社会や人々に豊かな食の選択肢を提供することが創業者の決意であり、また誇りであると、村野はその言葉を誇らしげによく語っていました。

1977-1992

そして日本の食品加工・包装機械を中心とした海外展開戦略を展開し、着実に日本と世界の架け橋を築きながらナサという会社の基盤を築いていきます。

1977-1992

1993-2000

お米のノウハウを足がかりに、日本の「OISHI」を世界へ発信します。

1993-2000

お米は日本の経済、社会の発展、文化に幅広い影響を与えてきたと言っても過言ではありません。お米からおにぎり、お寿司、和菓子、お弁当まで、美味しい食べ物がたくさんあり、大きなビジネス分野の基盤になっています。

この時代はナサにとって、炊飯器メーカー、シャリ成形機メーカー、業務用厨房機器メーカーなど、幅広いパートナー関係を築くことができた時代でした。握り寿司の機械化が進んだ結果、香港、ロンドン、パリなど各地に寿司店が続々とオープンし、海外の寿司ブームにも大きく貢献しました。日本の大量仕出しのノウハウを活かし、海外の大学や大手企業の食堂で数万人規模の昼食を提供するプロジェクトにも参画するなど、機械単体から生産ライン、さらには工場まで、機械供給を手掛ける企業として着実に成長を遂げていきました。

1993-2000

2001-2008

新規市場の開拓 <br> - スペシャリティティー&コーヒー -

2001-2008

2001年、ナサは不双産業株式会社と共同で、オランダで開催されたティー&コーヒーワールドカップに三角ティーバッグ包装機を出展しました。これがナサにおけるスペシャルティティー&コーヒー市場開拓の始まりです。      

 その後ナサは、茶・珈琲業界に特化することを決断。農園、加工工場、包装工場、市場構造からの情報収集および分析を本格的に始めました。また新しいビジネス展開に伴い、社内の分業化と基幹システムの構築に注力していきます。そして欧州市場へのサービス提供のため、モロッコにティーバッグ製造加工工場を設立しました。

 2007年には、中国市場の可能性に備えるため北京に全額出資子会社を設立。2009年には東京の秋葉原に自社ビルを建て、そこを会社本部に置くなど、目紛しい成長を遂げていきました。

2001-2008

2009-2018

選択と集中

2009-2018

2009年、多くの方に惜しまれつつ創立者の村野が逝去し、安形が代表取締役に就任。

この頃、現在のナサの事業戦略である「スペシャルティコーヒーに注力し、高品質なサービスを提供すること」を社内目標に定め、またこの目標を掲げ「この業界で世界で最も評価される企業になる」というスローガンが掲げられました。

そしてナサは、紅茶・コーヒー業界の発展を見据え、機械や販売だけでなく包装資材工場などサプライチェーン上流への進出を決めます。また機械技術サポートセンターとして専門技術部門を設立し、同時に海外拠点を発展させ、世界中のお客様が本社と同等の技術サポートをより近くの拠点から受けられるよう、海外技術者の育成にも力を入れてきました。

2009-2018

〜海外拠点の設立〜

2014年 上海にティーバッグフィルター加工工場「バッグフィルター(上海)有限公司」を設立
2016年 台北にナサコーポレーション(台湾)を設立
2017年 北京子会社機能を上海に移転、ナサコーポレーション(上海)を設立
2018年 ドイツ・デュッセルドルフに「ナサドイツ GmbH」を設立

今日、三角形のティーバッグという日本の独創的なコンセプトは、世界中のスーパーマーケットの棚で広く認知されるようになりました。市場の拡大に伴い、当社の従業員も世界各国からのメンバーで構成されるようになりました。現在当社のチームには、日本、中国、タイ、フィリピン、フランス、ケニアなど、様々な国出身のスタッフが在籍しています。

2019-現在

仮説、検証、挑戦。

2019-現在

2019年末に始まった新型コロナウイルスは、世界的なパンデミックとなり人々に深刻な被害をもたらしました。テレワークの普及に伴い、生産工程、流通工程、そして他業種におけるAI技術の運用など、多くの変化が起こりました。

 お茶やコーヒー市場は、今後さまざまな変化が求められる時代になっています。

 袋、ポーチ、箱、缶に至るまでお茶やコーヒーの包装における課題に向き合い、そして生産者や機械サプライヤーが直面する課題に向き合い、その中でナサがどのように役割を果たしながら時代を先取りできるかを模索する日々は、まさに挑戦の連続です。2020年には、ナサは単なる専門商社から設計・製造会社へと移行し、研究開発部門を設立して新設備の開発に着手します。このチャレンジ精神こそがナサの発展の源泉であり、過去から現在までナサを支えてきた原点であり、これからも変わらず支え続けていくでしょう。

2019-現在

〜2020年以降の動き〜

2020年 研究開発部門稼働開始
2022年 ナサテクニカルセンターが東京練馬区から埼玉県戸田市に移転

顧客課題の仮説と検証、販売網の強化、商品部門の設立など新しい試みを続けているものの、市場は拡大する一方で競争は激化しています。また飲酒方法や商品の多様化、携帯電話やインターネットの進化など、生産〜流通〜消費に至るまで、あらゆる面で激しい変化の時代を迎えています。

消費者、生産者双方の主眼がZ世代に移ると共に、ナサは貿易機能を持つ商社から設計・製造を組み込んだ会社へと変化していきます。このチャレンジ精神こそが、過去から現在まで、そしてこれからもナサを支え続ける発展の源であり原点です。

数字で見ると...

当社の材料を使用したティーバッグとコーヒーバッグは年間に生産されています。

3B+

当社の素材を使用したティーバッグと コーヒーバッグの年間製造量

グローバルクライアント

1,000+

グローバルクライアント

輸出先の国

70+

輸出先の国

オフィスと工場

12

オフィスと工場